2017/07/23
独立した作品ではない「美術作品」のおはなし
本日は京都芸術センターへ。ユーディット・ゼングさん(ドイツ)
と
谷中佑輔さん(日本)
お二人のアーティストトーク。そして、作品と共に行うパフォーマンスを観覧。
下記参照
京都芸術センター
作品を見るとは。。。
一般的には、アーティストが作品を作って、それを鑑賞するというものですが、、、
本日の作品は
「物質」と「人間の身体」が適度に関わって、結果生まれてきた物質もそのプロセス全体も作品というものです。
(うーん、分かりにくいかなあ)
まあ、政治に例えて言うと
議会で複数人の政治家が、それぞれの思惑をもって適度に動いて、結果「条例」など物質(文字が書かれた紙)が生まれると想定した場合
一般的なアートの考え方では、結果的に生まれた「条例」(文字に書かれた紙)が作品ですが
本日の作品の考え方では、それぞれ思惑を持った政治家の動き全体も含めて作品だという見方かと思いました。
まあ、政治家として条例案などを議決(創り上げる)する場合、出来上がった結果が注目されるものではあるが、
実は、その過程の「思惑を持った政治家」の動きも含めて、条例の本質だと見ていただく方が、選挙の時、誰を選ぶかの判断材料としては適切だと思うのです。
この作品をみると
結果だけではなくプロセス全体も含めて見るということに価値があると思わせるのです。
さて、
本日の作品にもどって
要するに、物質的な作品だけではなく、そこに人間の身体(アクションというかパフォーマンスというか)が入ると、物質の意味が変わるというか、物質の意義がより鮮明になるというか、物質の力が増すというかそんな感じなんです。
(うーん。分かりにくいかなあ)
まあ、結論としては、新しいものの見方ができて面白い!!
ということです。
本日の感想でした。