2016/02/29
副議長退任の挨拶
先日2月5日の臨時議会にて、一年間の任期を全うして副議長を退任いたしました。下記に退任の挨拶全文を掲載いたします。
現市長体制では数十年に一度の否決議案が3本も出た異常事態です!
お許しを頂きましたので、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年2月に副議長に就任して以来、坂口議長のもとで、微力ながら議会運営に尽力して参りました。
この間、平成27年9月28日に「議案第57号 茨木市立市民体育館条例の一部改正議案」が、(退席者が数名いる中、)反対多数で否決されました。同日、「議案第58号 茨木市立いのち・愛・ゆめセンター」が、(退席者が1人の中で、)反対多数で否決。
茨木市議会の歴史を振り返ると、市長提案条例の一部改正議案が否決されたのは、昭和29年12月第10回定例会であり、61年ぶりということであります。
また、同9月議会に「平成27年度大阪府茨木市一般会計補正予算(第1号)」が、議会に提出され、修正可決されました。
同じく歴史を振り返ると、補正予算の修正可決は、昭和40年11月第5回定例会でなされ、50年ぶりの修正可決ということであります。
私は、反省を込めて、己に問うておりました。
議会は真に二元代表たりえているか。
行政と議会の関係は、不適切なものとなっていないか。
(議長などを選考する、いわゆる役選議会過程において、市長の直接的な政治的影響を受けることがあるとすれば、それは議会の自律性に悖る(反する)のではないか。)
議会は多様な民意を代表する存在として責任を全うできているか。
議員の最終責務である採決行動を市民に十分に伝えることはできているか。
議会改革が単なる予定調和に終わることなく、活力ある創造的な議論を進められているか。
これらの自身への問いを忘れることなく、これからも一議員として、議員としての矜持と、和を尊ぶ意識を持って議会活動に邁進して参ります。
今後とも、議員のみなさまのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、また、行政から市政の未来を創造すべく日々ご尽力されている皆様に心より感謝を申し上げ、退任の挨拶とさせていただきます。
一年間、本当にありがとうございました。