2013/01/19
明日から戦に入ります。
選挙期間中はネット上で情報の更新ができないので本日が最後の更新です。
これまでの政治家としての行動を振り返りたいと思います。少々長くなります。お許し下さい。
僕は29歳のときに茨木市議会議員選挙に挑戦し初当選しました。今から12年前の事です。政治家の家系に生まれた訳でもなく、子どもの頃からリーダーとして過ごしてきたもともとの性格が、政治家への道へ進ませたと思っています。
同時に、大学時代に京都で衆議院選挙や市議会議員選挙をお手伝いする機会があったので、生半可な気持ちで政治家に挑戦すると、良い政治家になるとが出来ないと実感していました。
初挑戦のときの志は、信頼される政治を実現する事でした。
この志は今でもまったく変わっていません。
信頼されないリーダーのチームは、バラバラで何も為すことができない。政治に信頼を取り戻さないと、地域も国も良くならない。そんな思いで、1期目の4年間を過ごしました。信頼される政治を実現する為に、情報公開の徹底、行政改革の推進など、行政の組織内改革について提案をしてきました。
また、2003年のNHK人間講座「森から未来を見る CWニコル」をみて感銘を受け、長野の黒姫高原に視察に行き、また、森林ボランティアリーダーの資格を取るなど、森林再生をテーマに活動してきました。2004年には京大フィールド研の森里海連関学に興味を持ち、勉強をし始めました。
信頼される政治を実現する為の行政改革の推進、森林の再生への取り組みが1期目の私のメインテーマでした。
33歳で挑戦した2期目の市議選は、残念ながら落選しました。すべては僕の不徳の致すところ。また、選挙の落選が多くの応援していただいている方に、多大な迷惑をかける事を身にしみて実感しました。
浪人時代、現場の仕事に従事しました。造園などエクステリア関係の現場で汗をかいて仕事をしていました。職人さんの素晴らしさ、日本の自然庭園の魅力など、庭園や建築の現場から、問題意識を持って仕事をしていました。
なぜ現在の住宅は、スクラップビルドされるのか。なぜ国産材を使わなくなったのか。なぜどこの街もにた様な風景になっているのか。なぜ、敷地一杯に建物を建てるのか。なぜ住宅に坪庭などを楽しむ習慣がなくなったのか。
これら、建築、まちづくり、自然環境など現場で仕事をした事で持てた問題意識が3期目の政治家としてのテーマの一つとなりました。
また、2002年兵庫県立美術館の杮落しで開催されたゴッホ展が、僕の人生に大きな影響を与えました。それまで、体育会系でスポーツか格闘技にしか興味がなかった男が、たまたま嫁について行って目に入ったゴッホの絵に頭を打ち抜かれました。今となってはどの絵かは覚えていませんが、あの2002年のゴッホの絵から、僕は芸術にのめり込みました。
ゴッホから印象はへ、そして、テレビ番組の日曜美術館や美の巨人たちを通して芸術家の生き様や作品から生きる力をもらいました。西洋美術から、日本美術に、そして数年して毛嫌いしていた現代アートまで楽しむ様になりました。今ではアートがなければ人生を考えられないくらい重要なものになっています。
No art, No life.
です。
そして、芸術の持つ様々な可能性を実感し始めました。教育でコミュニケーション能力を高めるために演劇を教育に取り入れる取り組みがあることや、過疎化された地域が現代アートで再生される取り組みや、現代アートで地域コミュニティの再生や地域活性化を実現している例など、いまではメジャーとなった芸術を通したまちづくりの取り組みにに興味を持ち始めました。
この2つのテーマ。
建築、まちづくりを通して都市の魅力を引き出す施策。
現代アートなど美術を通して街を活性化する施策。
こに2つのテーマを実現する為に、37歳の時、自民党で3期目にチャレンジしました。結果は、見事に当選。再び議員として仕事をし出しました。
そして、38歳の時、新たな出会いをいただきました。
林英臣政経塾に関西第5期生として入塾しました。
もし林塾に入塾していなければ、アート、建築などまちづくりの分野で地域活性化をする事だけをテーマにして生きていたと思います。
しかし、林塾で、いまいちど、僕自身の、天命を掘り下げることができました。
そして、現在日本が混迷し先行きが見えないなかで、日本を再生させる為に地方議員として、僕だから取り組める事とはなにか。
また、人類の歴史を振り返ると東と西の文明が交互に入れ替わりながら繁栄してきたことから、今後はアジアの文明が隆盛を迎えること。また、その際日本という国が世界の平和や安全や共生を実現する為に、重要な役割を担える国である事を学びました。
座標軸を高くあげ、地元の地域から、私自身が為さなければならない事を、再度見つめることができました。
また、全国各地の同志と出会い、ややもすると目の前の議会の些末な駆け引きなどに捕われてしまう地方議員の日常に埋没する事なく、ぶれる事のない己の天命としての志を今一度確認することができた事が、この3期目の4年間の収穫です。
政治家をしていると、必ず選挙という洗礼を受けなければなりません。
選挙は権力闘争だから、甘い事を言ってられません。ご存知の様に、知り合いを辿りながら一票一票積み上げる地道な作業です。その過程には、人間の最も生々しい感情である、嫉妬、妬み、猜疑心などドロドロした中で活動しなければなりません。
それでもなお。
それでもなお。
腐る事なく、人間力を高めたい。
挨拶の数や、頭の下げる角度や、知り合いの数だけでなく
政策を語り、時に批判もされ、でもまっすぐに、逃げも隠れもせず
自分の思いをお伝えする事。
ど真剣で真面目で信頼できる政治家になる事。
日本を再生する為に、国家観をもった地方議員として貫く事。
そして、芸術と建築というライフワークを通して、日本再生の為に茨木から仕事をする事。
この志をもって、もう一度、チャレンジします。
みなさんに、まっすぐ訴えて参ります。
一週間後。あいましょう!
これまでお会いしたすべての方々に感謝します!